心室中隔欠損症 VSD
では前回と前々回の内容を把握してない人はまずそこをマスターしてから見てください。今回はVSDが実際エコーではどう見えるか?を説明していきます。 まずエコーというのは2Dなので、一つの断面した見えません。心臓は立体的なものなので、一度に右心室全部…
前回はVSDの位置について説明しました。Muscular VSDとⅠ型VSDについて話しました。 ・弁に接していないVSDはmuscular VSD(mVSD)と呼びます。 ・mVSDは位置により以下の3つにわけます。(呼び方も記載します。) ・Outletに近いところはmuscular outlet ・in…
今回はいよいよVSDの位置について説明していきます。 前回の右室の解剖がわからない人はついていけないと思いますので、前回の記事をまず理解した上で読んでください。 VSDの位置の呼び方はいろんな「あだ名」みたいなものがあります。全国でも統一されてい…
今回新しい疾患をしようと思っていましたがVSDの講義をすることがあり、VSDの孔の位置についてスライドを作ったので、これを載せようと思います。 正直この内容はかなり難しく、看護師さんには必要でないかもしれません。知っていれば尚いいですが、小児循環…
ここ数回に渡ってVSDやASDのお話をしてきました。 主に手術のタイミング等の話をしたので、どちらかと言うとこれから手術を受ける患者さんにとってより役に立つ情報だったかもしれません。 あまり教科書で手術のタイミング云々の話は書いてなかったので、お…
VSDの経過について 次に経過について説明していきます。 VSDについて前回話ししましたが、 多くの人にはあまりピンと来ない話かもしれません。 前回のところで考えているようなところは、ほとんど外来の時点で外来の先生が悩んだり考えているようなところな…
VSDは最もよく見る疾患の一つだと思います。 右心室と左心室の間に孔が開いている疾患です。 High flowの話で結構でてきたのですが、もう一度おさらいしていきます。 VSD 図 上記のような形をしています。 簡単ですね。 しかし、この疾患、割と奥が深くて細…