2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今回はASDについて話していきます。 ASDはVSDとともに良く見られる疾患です。 話して行くことを下記の2つになります。 ・ASDの血行動態 ・ASDの治療について ASDもよくいる疾患なんです。 多くは手術で入院、カテーテル治療で入院してすぐ退院してしまう人が…
VSDの経過について 次に経過について説明していきます。 VSDについて前回話ししましたが、 多くの人にはあまりピンと来ない話かもしれません。 前回のところで考えているようなところは、ほとんど外来の時点で外来の先生が悩んだり考えているようなところな…
VSDは最もよく見る疾患の一つだと思います。 右心室と左心室の間に孔が開いている疾患です。 High flowの話で結構でてきたのですが、もう一度おさらいしていきます。 VSD 図 上記のような形をしています。 簡単ですね。 しかし、この疾患、割と奥が深くて細…
エコーについての最低限知っておいてほしい事を4つに絞って話しています。 ・動き ・逆流の程度 ・狭窄の程度 ・肺高血圧の推測 以上の4つです。 今回は、心エコーの4つ目の項目、肺高血圧についてです。 前回は心エコーの動き、逆流、狭窄について話をし…
よく心エコー教えてほしい、みたいな事言われるのですが、 ハッキリ言って自分で当てない限りはわかるようにならないかと思います。 しかし、そう言ってしまったら話ははじまらないですし、看護師さんはエコーをあてることができないでしょう。 ですから、今…
小児循環器の病名はほとんど略語です。 心室中隔欠損症って書いてくれればわかるのに「VSD」って書いてあります。 しかもそれだけでなく、病名にたくさんの略語が羅列されている・・・ もはややる気をなくすための嫌がらせ?としか感じない人も多いのではな…
先天性心疾患を考える上で左心室と右心室の違いは かなり大事です! すごく簡単に言うと 「左心室はパワーが強く、右心室はパワーが弱い」 これだけです。 あまり考えたくない人はこれだけ覚えていただいてもいいくらいです。 もともと右心室は肺動脈に、左…