総動脈幹症 Truncus
前回はTruncusの血行動態と出生から心内修復術までのところをざっと説明しました。その中でRastelli手術がでてきたと思いますが、この手術は重要なので、ここで一回ちゃんと取り上げようと思います。 もともとはTGAのⅢ型(AoとPAが普通の逆についていて、VSD…
前回のTruncusの成り立ちはOKですか? Truncusの形は単純です。 大動脈と肺動脈が合体していて、大動脈弁が4尖弁で逆流が多くて困ることが多く、VSDが大きく開いており、大体二心室修復できる疾患です。 でもそれではなかなか頭に入りにくいので、前回はどう…
今回は総動脈幹症について話していきます。 特になんで総動脈幹症にしたかと言うと、以前お話したTOFとちょっと繋がりがあるからです。(読んでいけばわかります。) この総動脈幹症はあまりよく見る疾患ではないかもしれません。総動脈幹症は英語では「pers…