小児循環器とは・・・
こんにちは。
小児科の中でも循環器を専門としてしている医師です。
小児循環器では主に先天性心疾患を診ています。
先天性心疾患とは、
みんなと違った形をした心臓で生まれてくる病気の事です。
心臓に孔が開いていたり、
形が違っていたり、、、と様々です。
そのため、疾患毎に、患者様毎に、病態が違うので
小児循環器はとっつきにくい印象なのではないかと思います。
なぜ小児循環器はとっつきにくいのか・・・
小児循環器がとっつきにくい理由はいくつかあると思います。
① 血行動態が疾患によって違う。
② とくかく略語が多い。
③ 医師が怖い・・・(笑)。
上記が考えられますがどうでしょう?
もう一つはマイナーな分野だけに、わかりやすい書籍があまりない、
というところにもあるかと思います。
③は半分冗談、半分本気で、かなり聞きづらい空気を出している先生も
多いのではないでしょうか。
自分もそうだと思います、すみません。
小児循環器を理解するには・・・
診療に携わっている医療従事者には理解していただけると思いますが、
小児循環器では様々な疾患を診ます。
心室中隔欠損症、Fallot四徴症、単心室、Fontan術後etc...など様々です。
同じ先天性心疾患でも、
さっき診た患者さんと今診ている患者さんが違う病気であり、
なかなか結びつけて考えることができないのではないかと思います。
しかし、物事を理解するには何でもそうだと思いますが、
全体がわかれば、小児循環器は難しくありません。
実はこの全体については、あまり誰も教えてくれないのです。
このサイトではなるべく小児循環器(主に先天性心疾患)の全体がわかるように
簡単な言葉で(どうしても専門用語は入りますが、説明するようにします。)
わかりやすく説明するように努力します。
目標とするところは・・・
このサイトの対象は主に看護師さんと小児循環器を専門としていない先生方です。
目標とするところは
・ 小児循環器が少しでもわかるようになること。
・ なんとなく、「こういう病気なんだな。」とつかめること。
・ 小児循環器アレルギーを克服すること
です。
小児循環器って、かなりとっつきづらい分野だと思いますが、
誰でもわかるように、なるべく簡単に
循環器の基本的な考えを話していきたいと思います。
興味がある人は少ないと思いますが、
頑張って書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。